b581809fe5ee9aa11a907506c7848ea8_s

男性の薄毛の原因

男性の体は主に睾丸からテストステロンという男性ホルモンが分泌され、体毛や筋肉、骨など男性らしい体を作り、また病気を予防するなど男性にとっては欠かせない男性ホルモンです。そして前髪のある前頭部や頭頂部には5αリダクターゼ(5α還元酵素)という酵素が特に多く存在しますが、これとテストステロンが結びつくことでジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンができます。

DHTは成長期の毛髪に作用するホルモンで、およそ2~6年ある毛髪の成長期を1年未満に短縮してしまいます。そのため毛髪が成長しきらずに抜け落ちてしまうなど、毛周期(ヘアサイクル)が乱れます。これが男性型脱毛症(AGA)です。30代後半になって薄毛に悩まされる男性はほとんどがAGAだと言われています。

AGAは5αリダクターゼが多く存在する前頭部頭頂部の抜け毛から始まる人が多く、対策をしないと薄毛の症状は進行していきます。「M型はげ」「O型はげ」「U型はげ」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんがこれらは全てAGAの症状です。

症状が進行すると前頭部と頭頂部の薄毛が合体してしまったり、最終的にはツルツルになってしまうこともあります。AGAの治療を開始する年齢が遅くなるほど症状が改善するまでに時間がかかるため、自分で対策をするよりはできれば病院で治療を受けた方が症状を早く改善させることができるでしょう。

男性の薄毛対策

AGAを発症すると髪が次第にミニチュア化(髪が細くなりハリやコシが失われる状態)し、さらに放置しておくと抜け毛が進行します。できるだけ症状を改善するために頭皮の血行促進や髪への栄養補給、そして抜けてしまった毛穴に成長因子を補うことで毛を再生させたいものです。

まずはAGAを起こす原因のDHTが作られることを抑制するために、5αリダクターゼの働きを抑える必要があり、病院で治療を受けるとこの働きのある「5α還元酵素阻害剤」という内服薬が処方され、ある病院では服用した人の8割以上の人でAGAの症状が改善したというデータもあります。

さらに病院で処方される内服薬の中には元々は高血圧の治療の目的で開発された血行促進成分を含む内服薬や塗る育毛剤もあり、市販されている育毛剤にもこれらの成分が含まれたものがあります。

またAGAは生活習慣の乱れが大きく関係していると言われており、思い当たる点があればぜひ改善したいです。例えば食生活についてはカロリーの高い食事ばかり摂っていたり、肉類や揚げ物類、インスタント食品を食べ過ぎている場合、そして喫煙やお酒の飲み過ぎ、また睡眠不足やストレスが溜まった生活は髪のためによくありません。

ちなみに「薄毛が遺伝する」と聞いたことがあるかもしれません。確かに遺伝は大きな要因となりますが、実際には薄毛の体質が遺伝しやすく、これに上記のような生活習慣の乱れが加わって更に症状が加速します。つまり生活習慣が正しければ症状を遅らせたり、改善させることが可能なのです。

生活習慣を変えた所ですぐにAGAが改善するわけではありませんが、髪にも健康にもよいことばかりなので病院での治療とあわせて、できることからぜひ初めてみましょう。

男性の薄毛を改善する方法まとめ

ここまでの話をまとめると、男性の薄毛を改善するには以下2つのポイントが必要であることがわかります。

  • 男性の薄毛の進行を止めるには、5αリダクターゼを抑制すること
  • 育毛を促すには、頭皮の血行促進、髪への栄養補給をすること

そしてこの方法を実行するには、以下2つの手段があります。

  1. 病院でAGA治療を受ける
  2. 自宅で育毛剤を使用する

AGA治療も育毛剤も基本的なアプローチは同じで、5αリダクターゼを抑制しながら頭皮の血流改善や毛髪に栄養を補給します。AGA治療と育毛剤、それぞれのメリットとデメリットを紹介しますので、ご自身に合った方法を選択してください。

AGA治療のメリット

男性の薄毛で最も多いAGA(男性型脱毛症)は自分で対策をするよりも病院で治療を受けた方が早く確実に症状を改善できる可能性が高いです。病院で治療を受けるとまずは「AGAを起こす男性ホルモンを作る酵素の働きを抑制する効果」や「頭皮の血行を改善する効果」がそれぞれ期待できる内服薬が処方され、これらの薬を3年以上服用した人の7割以上の症状が改善したというデータがあります。

また育毛効果のある成分を注射器やレーザーで直接頭皮に注入するという最新の治療も行われており、この治療では9割以上の人の症状が改善したというデータもあります。

AGA治療のデメリット

病院で行うAGA治療は自由診療で保険が適用されないため費用が高くなる場合が多いです。例えば内服薬を処方するだけでも目安として毎月1回程度の通院で1回2万円程度が必要で、これに検査費用なども必要です。ちなみに内服薬の治療は数年継続しなければ効果を得られない人が多く、最終的には100万円近くかかることもあります。

また内服薬による治療は稀ではありますが、薬を服用すると動悸や吐き気、むくみなどの副作用が起こる可能性もあります。重症になる心配はほとんどありませんが症状が起こったら使用を中止しなければなりません。

また発毛成分を直接頭皮に注入する最新の治療になると施術範囲にもよりますが、1回の治療が10万円前後、そして1年程度は通院する必要があるため、トータルで100万円程かかることもあります。

AGA治療がおすすめな男性

AGA治療は薄毛がかなり進行した人、頭皮の血行不良で薄毛を起こしている人、頭頂部や前頭部の薄毛の人などにおすすめです。また最新の治療については内服薬の治療を長期的に行ってきたけど症状が得られなかった人や早く高い効果を得たい人にはおすすめです。

関連記事:AGAクリニックを徹底比較!!

育毛剤のメリット

薄毛に悩まされている人はインターネット通販などで購入できる育毛剤を使うと症状の改善が期待できます。言うまでもなく病院での治療よりは費用がかからないのがメリットで、使用方法を守れば副作用の心配もほとんどありませんが、持病がある人は一部使えない育毛剤もありますので必ず事前に確認が必要です。

育毛剤のデメリット

育毛剤を使った対策は病院治療と比べると効果が出るまでに時間がかかるのがデメリットです。初期の薄毛の人であれば稀に1か月使っただけで「髪にコシがでてきた」というような効果を得られる人もいるようですが、ほとんどの人で半年程度から数年使わないと効果が得られません。高い効果を得るためにも自分の薄毛の原因に合った育毛剤を選ぶこと、育毛剤の使用と合わせて生活習慣の見直しも重要になってきます。

育毛剤がおすすめな男性

市販されている育毛剤を使った薄毛の対策は病院治療による副作用が心配な人、仕事が忙しくて病院へ通う時間のない人、薄毛対策のためにお金をかけることが難しい人、初期の薄毛の人にはおすすめです。

関連記事:男性用の育毛剤を徹底比較!!