5b7e73576702866fab59b742a6a8ba60_s

毛髪の種『毛母細胞』は加齢とともに弱まってしまう

毛母細胞とは文字通り髪の毛の母となる細胞で、毛乳頭から栄養分や酸素を受け取り、細胞分裂を繰り返すことで髪の毛をつくる細胞組織です。

人の細胞分裂は、約40回~50回の分裂で寿命が尽きると言われていますが、毛母細胞も同様で、一定のヘアサイクル、「成長期」」、「退行期」、「休止期」で細胞分裂を繰り返し、大体40回~50回の分裂で寿命を終えます。

ただ、毛母細胞の働きは、加齢を始め様々な要因でダメージを受け弱まってしまいます。中でも、ジヒドロテストステロン(DHT)による影響が大きな要因の1つです。DHTとは男性ホルモン・テストステロンと還元酵素5αリダクターゼと結合してできる強力な男性ホルモンで、AGA(男性型脱毛症)を引き起こす原因でもあります。DHTにより毛母細胞がダメージを受け、働きが鈍ると、ヘアサイクルが乱され、抜け毛・薄毛と言った症状となって現れます。

また、紫外線をたくさん浴びることでも毛母細胞はダメージを受け働きが弱まるため、発毛や髪の成長が阻まれます。

脱毛を予防し、発毛・育毛を促すためには、毛母細胞を活性化させることが重要なポイントです。毛母細胞活性化のためのポイントを以下にまとめましたので、是非参考にしてください。

ホルモンバランスの調整

男性ホルモンの過剰分泌を抑え、ホルモンのバランスを整えることで、毛母細胞の働きが活性化されます。生活習慣を見直し、自律神経を整えることを心掛けましょう。

食生活の見直し

女性ホルモン・エストロゲンは毛母細胞を活性化させる効果があります。そのためには、エストロゲンと同じような働きをするイソフラボンを毎日の食事で積極的に摂り入れましょう。

血行改善

血行が改善されることで、毛根に栄養が行き渡り毛母細胞活性化につながります。適度な運動、頭皮マッサージも効果的です。

毛母細胞を活性化させる食べ物

抜け毛・薄毛の要因は様々ですが、いかなる場合も毛母細胞の働きが弱まっていることが大きな原因です。そもそも髪の毛は毛母細胞が分裂を繰り返すことで成長するので、細胞分裂が正常に行われないと髪の毛の成長が阻害され停止してしまいます。

このため、毎日の食生活で毛母細胞の分裂を促進させる栄養素を積極的に摂り入れ、内側から毛母細胞を活性化させましょう。以下に毛母細胞を活性化させる効果のある栄養素と食品を紹介しますので、是非参考にしてください。

亜鉛

牡蠣・ホタテ・ウナギ・レバー・ナッツ類などにたくさん含まれています。亜鉛は、毛母細胞の細胞分裂を促す栄養素として特に有効な成分です。また、亜鉛は髪の毛の主成分ケラチンの合成に欠かせない重要成分であり、男性ホルモン・テストテトロンと結合して抜け毛の原因・DHTを生成する5a-リダクターゼを制御する効果も期待できます。

タンパク質

魚・卵・大豆・大豆製品・乳製品などにたくさん含まれます。中でも、大豆や大豆製品に多く含まれるイソフラボンは、毛母細胞を活性化させる女性ホルモン・エストロゲンと同じような働きをするので、積極的に摂り入れましょう。ちなみに大豆製品の主なものでは、納豆・湯葉・豆腐・豆乳などです。

ミネラル

昆布やわかめ、根菜類などの海藻類にたくさん含まれます。髪の毛の成長促進効果が期待できます。

ビタミンB

豚肉・マグロ・ウナギ・レバーなどにたくさん含まれています。新陳代謝を高め、頭皮環境の改善効果も期待できます。

毛母細胞が髪の毛をつくるためにはたくさんの栄養が必要です。髪によいからといって、限定的な食べ物に偏らず、多種多様な食品をバランスよく食べることで毛母細胞を活性化させましょう!

毛母細胞を活性化させるサプリの成分

毛母細胞を活性化させるために、基本的には上記に紹介したような食品をバランスよく摂ることが大切ですが、忙しく、「毎日レシピを考えるのが大変」という方にはサプリを利用するのも手段です。以下のような、毛母細胞の活性化に有効な成分が配合されたサプリがおすすめです。

亜鉛

亜鉛はタンパク質(ケラチン)を髪の毛に変える働きがあり、不足すると細く弱い髪になってしまい、抜け毛や薄毛も増えます。

また、亜鉛には毛母細胞の増殖を促進させ、髪の毛の母でもあがる毛母細胞を活性化させる効果があるので、発毛・育毛には必要不可欠な重要成分です。

クエン酸とビタミンC

クエン酸とビタミンCは毛母細胞に直接作用する成分ではありませんが、亜鉛の吸収率を高める働きをします。クエン酸には、亜鉛を包み込んで体内に吸収しやすい形に変換するキレート作用の効果が期待できます。ビタミンCはキレート作用をさらに高め、吸収力をアップさせる効果があります。また、ビタミンCには抗酸化作用があり、頭皮の毛細血管の老化予防や血液循環をよくするため新陳代謝が活発になり、頭皮環境の改善効果も期待できます。

ただ、ビタミンCは1度にたくさん摂取しても、2~3時間で体外に排出されてしまうので、毎日小まめに摂取しましょう。

ビタミンB2

新陳代謝を高め、頭皮の細胞再生や細胞が生まれ変わる時に欠かせない栄養素です。また、毛母細胞の老化を防ぎ、細胞分裂を促進させる効果もあります。

大豆イソフラボン

女性ホルモン・エストロゲンと似た働きや活性酸素の働きを抑制する、薄毛予防効果が期待できます。ちなみにエストロゲンが不足すると、ヘアサイクルが乱れ、髪が痩せて細くなり、全体的に抜け毛・薄毛につながります。

ノコギリヤシ

抜け毛の原因DHTの生成に関わる5αリダクターゼを制御する効果があります。

毛母細胞を活性化させる育毛剤の成分

毛母細胞を活性化させ、分裂活動を促進させるためのポイントは、髪に必要な栄養をしっかりと毛根まで送り届けることであり、基本は、①栄養バランスのよい食事②血流改善の2点となります。そのため、上記に紹介したような多種多様な食品やサプリを摂り入れたバランスのよい食生活や適度な運動を行いつつ、育毛剤を併用することでさらに発毛・育毛の効果は高まります。

育毛剤には頭皮の毛細血管を拡張して血流を促進させたり、毛母細胞を活性化させる成分が配合されており、毛乳頭に栄養を届けるサポートをしつつ毛母細胞の活性化を促進させ、抜け毛・薄毛の改善効果が期待できます。以下に毛母細胞活性化に効果的な育毛剤の成分とその働きについて紹介します。

ペンタデカン酸グリセリド

抜け毛・薄毛の根源・男性ホルモンに影響されることなく、栄養分を毛母採用に栄養分を送り、毛母細胞の働きが弱くなっていても、その働きをサポートして細胞分裂を活性化させる効果があります。

ビオチン

ビオチンはビタミンB群の一種で、毛母細胞の活性化をはじめ、抜け毛や白髪予防などの効果を発揮します。

褐藻エキスM-034

毛根の増殖をサポートしつつ、血行促進や炎症を抑え、DHTの生成を抑制します。また、毛母細胞の働きを阻害する退行誘導因子の抑制や保湿効果もあります。

バイオポリリン酸(薬用ポリピュアの特許成分です)

毛母細胞の活性化に必要不可欠なたんぱく質(FGF)を安定化させる効果が期待できます。

ローヤルゼリーエキス

アミノ酸やビタミン、ミネラルなど髪の毛だけではなく、美肌にも効果的な美容成分がたっぷり含まれています。

チクセツニンジン

日本原産のトチバニンジンの根と茎を乾燥させたもので、血流促進や毛母細胞の活性化をサポートします。

センブリエキス・ニンニクエキス・カラシエキス

毛母細胞活性化のために髪に必要な栄養分や酸素を毛乳頭にしっかりと届けるために、血管を拡張し、血液量を増加させることで血液循環を促進する効果のある成分です。

男性型脱毛症(AGA)の原因と改善方法まとめ
女性の薄毛の原因と改善方法まとめ